日経225は18890、225先物CMEは18870です。ダウは114ドル安の16528、SP500は16ドル安の1972でした。
ドル円は121円20銭台です。
先週を受けての今週の取引でしたが、状況に大きな変わりはなく推移しています。先週は恐怖指数といわれるVIXが24日に一時53.29ポイントまで上昇し、非常に高値であることが指摘されています。ロイター記事によると40ポイントを超える上昇は確かに今までに6回のケースしかないようです。
1.1998年9月・10月 ロシア危機
2.2001年9月 米同時多発テロ
3.2002年7月・8月 ワールドコム破たん
4.2008年から2009年にかけて リーマンショック
5.2010年5月 ギリシャ危機
6.2011年8・10月 米国債格下げ
7.2015年8月 今回
このように見てみると、米国多発テロやリーマンショックのように確かに恐怖感が上がりそうなものから、あまり大したことなさそうなものでも40以上に上がったりするようで、2、3年に1回程度はあることのようです。ただ、VIX40はやはり投げ売り相場ですので、数年に一度の買い場となりそうです。今回7回目のVIX 40越えが、2,3年に一度の大したことがない上げで、このまま収束して、株価は上昇していく場合もありますが、過去6回中4回は1、2か月のうちに再度VIX上昇が起こる事態があるようです。
VIXは20以上でボラティリティが上がってきていると考えられますが、振り返ってみてみると2013、2014年は20以上に上がることも1回、3回くらいしかなかったようです。今回は50を超えるところまで上昇していて、ここまでの経過ではVIXの過剰反応のようにも見え、先週の株価急落局面を買えた方がいいようにも見えます。ただ、長くに持つために株購入を考える方であれば、VIXでみても3回に2回の頻度ではここ1、2か月で再度買いを考えられる場面が来るのかもしれませんし、ビビリで考えるならば6回中1回では40以上の事態が数か月から1年にわたりずっと続いたわけなので、このような場合では単に恐怖の幕開けでしかないのかもしれません。現在のVIXは28.4と10日間以上にわたって20以上に高止まりしています。注意しつつ、売買のタイミングを考える局面ではあるのかもしれません。
人気ブログランキングへ

コメントの投稿