株は秋に買い、年末ラリーに乗せて、春に売る。
このようなパターンがよく言われますが、このアノマリーに乗じて秋に買うタイミングで言われるのが10月末を中心とした、10、11月買いです。郵政上場も無事終わり、ちょうどこの秋の買いのタイミングではあります。いろいろな方がこのアノマリーを検証してくれています。
戸松信博さんは1929年から2010年までの82年間のダウのデータで検証して、毎年10月末に買って4月末に売却する場合の半年の平均リターンは5.5%となり、毎年4月末に買って10月末に売却する場合の半年の平均リターンは1.0%となっていたと述べています。
前田昌孝さんは10月21日の日経新聞電子版で日本株で検証しており、1950年から2015年までの65年間で10月末の日経平均買い、4月末売却で9.46%の平均リターン、4月末買いの半年の平均リターンは1.77%だったと述べています。
5月、9月、10月は注意を要する月とされますが、タイミングは年末ラリーを狙うタイミングにはなっています。ただし、勝率で考えるとここ15年間でも、00年、02年、07年、13年の4年は10月末あたりの秋口買いも失敗に終わっている年であり、当然必ず上がるわけではないので注意も必要のようです。
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