ドラギさんが12月緩和拡大をほぼ宣言しています。ドイツ国債利回りはECB緩和拡大期待で10年物で0.47%、7年物国債までは利回りがマイナスとなっています。イメージとしては国債を買うのに7年間お金を(もらえるから買うのではなく、)払い続けても買いたいといった感じです。ECBが国債爆買いして、利回り損を上回る高値で買ってくれるからでしょう。
ユーロを導入していないヨーロッパ各国、特に北欧諸国ではECBによるユーロ安政策のあおりで為替差からデフレ圧力がかかり、デンマークやスウェーデンで量的緩和、マイナス金利が導入されたりしていることも今年はニュースに報じられています。デンマークで女性事業家の事業資金への銀行の金利がマイナス金利となったことも報じられました。”お金を貸してほしいと申請したら、お金をもらえる。”。。。。。そんなことも世の中あるのですね。日本でもないかな。面白いですね。
債権バブルは日本では株・土地バブル崩壊後数十年にわたり言われていて、崩壊することはありませんでした。欧州の債権バブル懸念も昨年から今年初めは報じられましたが、最近はあまり見ることもありません。かえって、この環境がこれから続くニューノーマルとされて報じられていたり。
バブルかバブルでないかは自分にはわかりませんが、国債市場は天井圏にはいそうです。各国中央銀行は国際価格は守るのでしょうが、天井にいるものは下がる方向の力が強くはなりそうです。ドラギさんの発表後、ものすごい緩和で突き抜けて進んでいくのかもしれないですが、どのように維持されるかですね。
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