今日は桜も散ってきている中、真冬並みの寒さでした。奥多摩では雪で一部通行止めの区間も出た様です。大波乱の天気とは異なり、日銀の金融政策決定会合は波乱もなく、現状据え置きでした。ただその中で、木内委員は金融緩和の出口戦略に向けたテーパリング(国債の買い入れ減)を提言したとのことで、日本の金融緩和についても出口戦略が検討され始めたことになります(ただ、一蹴された様ですが)。現在の日銀の国債買い入れは年間約80兆円になっています。月に約10兆円ずつ発行されている長期国債の大部分を日銀が買い入れており、全国債量の30%程度を日銀が保有しています。現在、日銀の日本国債相場への影響が大きくなりすぎているため、将来国債買い入れの実際の出口戦略の開始については,以前から国債価格の大きな変動を生むことを心配する意見も出ています。ドル円は119円70銭から80銭程度で推移しており、大きな動揺がなく、出口戦略の検討への最初の意見が出されたことになります。次の金融政策決定会合は4月30日です。
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