FC2ブログ

プロフィール

くたびれ父さん

Author:くたびれ父さん
くたびれた、が口癖の2児の父親。日本、米国中心に投資をこころみています。株優でのプチ贅沢を楽しみに頑張っています。

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

google+1

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR

炭鉱のカナリア

ジャンク債。ハイイールド債。

格付け会社でS&P社ならBB以下、ムーディーズ社ならBa以下に格付けされた債券、つまり、その企業にデフォルトリスクが結構あって、利回りを高く設定しないと投資家に買ってもらえない格付けの低い債権です。

自分はハイイールド債の問題点は流動性に尽きると思います。つまりもともとが、そのようなつぶれるかもみたいな格付けの会社の債権の取引は活発ではないわけです。もともとがそんなんなのに、その会社が本気でつぶれそうとなったら、、本当にその債権の所有者は売りたくても、買う方は誰もいない状態が出てしまいます(トヨタがつぶれそう、、とかなら、そうは言ってもつぶれないでしょと思って、危ないながらも買おうかなという投資家はいるのでしょうが、もともと危ない会社が、明日をもしれずとなったら、そのような段階では債権を売りたくてもだれも買ってくれません)。すなわち、会社が危なくなる機会が多い、、金融危機だったり、世の中が不景気だったりする場合は、ハイイールド債は債権価格をよっぽど下げないと(債権利回りを高くしないと)誰も買ってくれないわけです。ふつうはそこまで待たないので、危なくなりそうになったら、、だれも買ってくれなくなる。。。

”炭鉱のカナリア”という表現があります。炭鉱で出る有毒ガスにカナリアが敏感なので、昔炭鉱にカナリアを買って鳴かせていたそうです。元気で鳴いていたカナリアが鳴かなくなったら、、危ない。そんな株式市場の”炭鉱のカナリア”の一つがハイイールド債です。景気が良く、米国国債の利回りでは我慢できない状態ではハイイールド債の上乗せ金利期待でハイイールド債が買われ、景気が悪くて、危なくてしょうがないときは皆さんハイイールド債から引き揚げて、リスクフリーの米国国債に投資するわけです。

米国ハイイールド債は2013年、2014年と高値を付けて、そのころにはハイイールド債はもうジャンク債(クズ債権)と呼んではいけないみたいな意見も出ていました。2014年後半からは資金流出が続き、債券価格の下落が続いています。この12月には、ハイイールド債を扱うサード・アベニュー・マネジメント、ストーン・ライオン・キャピタル・パートナーズ、ルシダス・キャピタル・パートナーズが行き詰まり、ファンドの一部または全額を清算する方針を発表したため、米国国債とハイイールド債権とのイールドスプレッド(米国国債利回りとハイイールド債の利回りの差)は全体として一時7%前後まで拡大しました。現在は6%台後半でありますが(B格で6%台、BB格で4%台)、全体として悪くはない水準には低下してきているように思います。

自分が投資を始めたころはハイイールド債はその流動性の問題が大きく、債権というより株式のような値動きをするので、初心者が手を出してはいけない商品とされていました。2007年ころから米国ハイイールド債のETFとして、HYG、JNKが登場し、流動性は一段改善しているように思います。ただ、金融危機時は絶対的に流動性が枯渇しやすくなるでしょう(すなわち金融危機時の下値は想定できません。リーマンショック時は現在7%近くのイールドスプレッドは17、18%ほどまで拡大しました)。HYGは2013年、2014に95ドルの高値を付けて、現在80ドル、JNKは2013、2014年41ドルの高値で、現在33ドルと大雑把に2割下がっています。

あまり、真剣に財産を作りに行く資産クラスではないとは思いますが、ハイイールド債の利回りからは、いつかは元が取れそうで、今週はJNKを買い始めてみています(まずはドル円為替がこの後どちらに動くかわからないので、手持ちの米ドルで為替を気にせずの購入で、米ドル建てで今日終値で6.32%の利回りです)。

うちの炭鉱の鳥かごにもJNKのカナリアを入れましたので、現在鳴きが弱くなり始めているJNKカナリアが鳴かなくなるか、見ていこうと思います。

余談ですが、商品、新興国もカナリアの一種と考えられたりします。こちらのカナリアたちも今はあまり元気がないようです。新興国でもVWOやロシア、ベトナム、ブラジル等の株式ETFを今年は買い始めてみています。原油ETFなども買い始めてみました。
いずれのカナリアも、ここから鳴き声が聞こえなくなるようであれば、あわてずにゆっくりと買い増ししていきたいです。そんな中、投信で米国ハイイールド債(ブラジルレアル建て)なる怪しい投信(すみません。怪しいは冗談です)をネットで見つけました。これは自分的にはすごくて、、、ハイイールドのカナリアに新興国通貨のカナリアをかけ合わせたので飼ってみて、、、みたいな投信ですね(これだけ世界が債権バブルを気にかける中で、炭鉱で本丸がお亡くなりになる前にも逝ってしまう可能性の高いカナリア2羽で掛け算していて)。自分はこのような投信は、値段が下がるときに、何がどうなって値段が下がっているのか、どの部分がどれだけ関与しているのかわからないので、売っていいか、持ち続けたらいいかが判断できず、まず絶対買いたくない投信のタイプの代表例です。ただ、ここから来年もしも、新興国やハイイールドがこの価格から更に大きく下がっていくならば、その際は買ってみたい投信です。そのようなことがあれば、ETF買い増しとともに、ブラジルレアル・ハイイールド投信を買って、ブラジルカナリア軍団で最後の勝負をかけてみたいと思います。


人気ブログランキングへ



<< 年末モード | ホーム | あと数日 >>


コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 ホーム