ForbesでのN McCarthyさんの前の記事で、OECDのレポートを紹介し、世界のOECD加盟国内での高齢者の相対的貧困ランキングが発表されていました。
OECD加盟国の65歳以上の人口のうち12.6%は相対的貧困層となるそうです。
ちなみに相対的貧困とは所得が世帯平均の50%未満の家庭。
65歳以上の貧困率が最も高い国は????
韓国でした。その値は50%。
2位はオーストラリア(35.5%)、3位はアメリカ(21.5%)。4位に日本が入ってしまい、19.4%、5位はトルコ18.4%。
ヨーロッパでは英国13.4%、ドイツ9.4%、オランダやフランスはそれぞれ2.0%、2.8%。
韓国は、いろいろな意味で極端なところを感じることもありますけど、65歳以上の半分の方が相対的貧困層。大量の老人たちがぎりぎりの生活を余儀なくされる国のイメージ。オーストラリアは驚きますけど、3位、アメリカもそうなのかなといった感じも。
その中で、現役世代からは年金をもらいすぎではとも思われたりもする日本の65歳以上の方も約5人に1人は相対的貧困層で、世界的に見て、決してやはり余裕があるようには見えません。多くの方は年金をそれまでに蓄えた家計を取り崩しながら、乗り切っている。
マーサーメルボルン年金指数ランキングなる各国年金の健全度が25か国で調査、指数化されていて、2015年データでは1位、2位は年金健全度ランクAのデンマーク(指数81.7)、オランダ(80.5)、3位、4位はオーストラリア(79.6)、スエーデン(74.2)。フランスは13位の57.4、日本は23位、44.1.24位韓国(43.8)、25位はインド(40.3)。25か国での指数平均は60.5。
合わせてパッと考えても、オランダは65歳以上の方を貧困に苦しめることなく、また、今後もこの年金を維持していける可能性が世界で高い国。フランスは維持するには少し考えないと。オーストラリアは現在年金給付水準を切り詰めて、年金体制を維持していくことを目指している様子。韓国、日本は今現在も世界的に見れば65歳以上の方の収入が世界的に苦しい国なのに、年金体制自体を維持していくにも問題が大きい国で、年金健全度ランクD。日本の年金体制についてはどう考えても、年金が増えることはなくて、どう年金を減らすかを考えてきそう。GPIFは世界で一番大きい年金運用団体。日本の年金運用額は世界で米国に次いで2番目なのに。個人として、どう防衛を図るのか。
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